(また溯る事)1月7日。
午前中にコジャエリ大学のメインキャンパスを表敬訪問。
1999年の大地震被災後に現在の地に移転したと聞く。
更なる新校舎の構想を聞きながら、丘の上で昼食会。
校内ギャラリーでは『移民』をテーマにした学生展示をやっていた。
大半の作品で『移民』=有刺鉄線モチーフだという発見。
この日、この大学で私は講演とワークショップを行うと聞いてはいたものの
この時点で全く状況をつかめていない張本人。
しかもさっき、うっすらした情報で知った開催時間を既に過ぎている。
「大丈夫、学生は待ってるから」と全く急ぐ気がない教授達。
「今は試験期間中だから、どれくらいの学生が参加しに来るか分からない。」
んで、具体的に何人くらい?と聞くと
「many」
ざっくりした答えにうなだれていると
「これから会場に行くから」と車に乗せられる。
ここじゃなかったのか。
どうやらヘレケという地に芸術学部キャンパスがあり、
そこに隣接する食堂兼多目的スペースで行われるのだという。
「着いたらすぐ始めるから車内で通訳の打ち合わせとか終らせといて」
着いたらすぐって、どういう意味でしょうか。
着いた。らしいというのもイマイチ分からぬまま
建物の中に入ると、びっくりする位の人が座っていた。いや、立ち見も。
manyってこういう事だったのね。
教授の余裕に反して、学生はずっと待ってくれていたらしい。
感動してる暇もなく挨拶しながらWSの準備をして流動的にスタート。
この場所がマルマラ湾に面したリゾート地のような素晴らしいところで
その広いテラスでWSが始まる。
紙縒りを作る習慣はトルコに無いらしいが、そこは美大生、みな上手。
紙縒り大会が盛り上がったところで室内に移動してもらい、
スライド見せながらレクチャーをした。
彼らの持つ、歴史や文化の厚い層を
作品に活かして表現して欲しいという話に熱を入れてみた。
紙縒りが海風に乾いたところで再びWS後半戦になだれこむ。
ここで彼らの自由すぎる創作が花開く事となる。
この『縁引』は水引古来の意味「血の赤と母乳の白」に
なぞらった紅白のプロジェクトなのだが、
既にあちこちで黄色や青が発生していた。
個別に説明していたけど、どうしようもない事態となり。
簡単に諦めて彼らの思うままにしてもらう。楽しそうだもの。
世界どこへ行っても美大生は酒とタバコが好きらしい。
気付くとタバコとビール片手にWSが夜まで続いていた。
色んな「結び」を楽しそうに見せてくれると、
なんとなく「結ばれた」気持ちになる。
言葉は通じないけど、美大生の中にいるのはホームの気分になる。
そのままユルーく終了〜食事会〜トルコ音楽ライブ〜ダンスタイムとなり
当然の如くお酒がすすみ弾けました、元美大生なもので。。
by 流 麻二果
延長する位の激しき混雑だそう…